人種差別発言で練習試合取りやめ…ACミラン
サッカー界ではたびたび問題となっている人種差別発言。
ACミランの練習試合でも、それに関してひと騒動あったようです。
サッカーのイタリア1部ACミランは3日、相手サポーターから人種差別を意図したヤジがあったとして、同4部プロ・パトリアとの練習試合を途中で取りやめた。主将のMFアンブロジーニは「本当にがっかりした。はっきりした意思を示す必要があった」と理由を語った。 ACミランのホームページやロイター通信などによると、ミラノ近郊での練習試合の前半26分、相手サポーターがガーナ代表MFボアテングら4人のACミラン所属のアフリカ系選手に対して、人種差別的なヤジを繰り返していたという。すると、ボアテングはプレーをやめ、ボールを観客に向かって蹴り込んだ。その後、ユニホームを脱ぎ、ピッチから退場。ほかの選手もボアテングに続いた。 |
悲しいことに、いつになってもなくならない人種差別発言。
少し考えれば、それが良くないことであるというのはわかると思うのですが、どうしてこう頻繁に問題が起こってしまうのでしょうか。
しかし、きっぱりと否定的な態度を示したACミランの選手たちは素敵です。
ACミランは、差別発言があれば国際舞台でも試合を中止するということを明言していますし(朝日新聞デジタル:ミラン:「差別があれば国際舞台でも試合中止にする」 – イタリア・セリエA – 海外サッカー – サッカー – スポーツ)、差別発言に対してはっきりと拒絶するということがチームに浸透しているのでしょう。
完全に根絶するまでにはまだまだ時間がかかるのかもしれませんが、こういった問題が起きないサッカー界になることを期待したいものです。