花火大会爆発事故で救急隊が機転…トリアージせず一気に病院へ
会場には、市消防本部と地元消防団の計128人がおり、要員としては十分だった。当初、多数が巻き込まれる事故現場での原則に従い、一部負傷者にトリアージを始めた。
だが、市消防本部の横山泰昭消防長は、大混乱に加え河川敷に十分な空間がないことから、現場でのトリアージは困難と判断。まず病院へ搬送すると決めた。
明らかな重症者は、待機していた救急車2台などでピストン輸送。一方、約40人乗りの大型バスは、軽傷者や付添人らを福知山市民病院へ一気に運んだ。バスは、1991年6月に市内で起きた大型トラックと列車の衝突事故を教訓に、大勢の負傷者の搬送を想定し市が用意していた。
事故の数分後に連絡を受けた福知山市民病院は、夜間当直体制だったが、北川昌洋地域救命救急センター長が医師や看護師を呼び出し総出で治療にあたった。患者に救急室でトリアージを施し、重傷者に赤、軽傷者に緑、その中間の症状の人に黄色のタグを付けた。
確かに、あの暗くて狭くて人が多い中ではトリアージは難しいかも。
運べる手段があるのなら、運んでしまうのが正解だったでしょうね。
しかし、冷静に外から見ているのでそんなことが言えますが、現場の混乱している中でこの判断ができる隊員の方は本当に尊敬です。
この判断で救われた方も、たくさんいたことでしょう。
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