うつ病、機械での判断が可能に

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鬱病診断が、機械でできるようになったそうです。うつ病、機械による客観的診断&治療が可能に~手軽に数値化できる唾液診断も – ライブドアニュースという記事になっていました。

 うつ病。ストレス社会の現代、誰もが知っている心の病。

 しかし、多くの感染症や、ケガ、慢性疾患などと異なり、うつ病の診断方法は、医師の主観によるもので、「血液中から抑鬱物質が見つかりましたから、うつ病ですね」というものではありません。

 別段これでも患者さんには大きなデメリットはないのですが、確証がないということで「所詮は心の問題」「根性不足」といった偏見があるのも事実です。

 そこで近年、最後の砦だった精神医学でも、診断や治療に客観的な結果の出る測定機器が用いられるようになってきています。

 うつ病の多くは、脳内で明らかに健常者とは違う脳内物質のバランスの崩れや、活性化しないはずの部位が活性化していたりするのですが、その病態を実際に見て、確証が欲しいという声に応えるように、さまざまな機材や試験薬の研究が重ねられています。

 実際に数値や画像などで「病気である」という確証が得られることで、病気に対して真剣に取り組まないといけないという動機につながることもあります。

最近では鬱病はれっきとした病気だという認知が広まりつつありますが、やはりまだまだ「考え方の問題」「誰でも嫌なことはある」などと片付けられてしまうことがあるのもまた事実。

それが、脳内の物質の変化によるものだと示されれば、きちんと病気だと認識してもらうことに繋がりそうです。

苦しんでいる人も多い現代病としてのうつ病。

新たな検査方法も出てきたことですし、今度は特効薬みたいなものも生まれてくれると嬉しいですね。

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