15年度から実施のJ1プレーオフ、方針が固まる

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昨日行われたJ1,J2の合同実行委員会で、2015年以降に行われるプレーオフの方針が固まったようです。時事ドットコム:J1プレーオフ方式固まる=前後期制、15年実施という記事になっていました。

Jリーグは13日に東京都内でJ1、J2の合同実行委員会を開き、2015年以降のJ1リーグ戦を前後期制とプレーオフに移行することを確認し、19日の理事会に提案する実施方式の原案を固めた。日本プロサッカー選手会との協議を経て、12月の理事会で最終決定する。現行の1ステージ制にプレーオフを追加する選択肢はなくなった。
原案では、前後期の優勝チームと年間勝ち点の2位、3位がトーナメント方式のスーパーステージ(仮称)で対戦し、勝者が年間勝ち点1位とのチャンピオンシップ(同)に進む。
前後期の優勝チームと年間勝ち点の1~3位が重複した場合、出場チームの繰り上げは行わない。当初は繰り上げ案があったが、リーグ終盤戦で繰り上げを狙ったチームが故意に試合に負けるケースがあり得るとの矛盾点が指摘されていた。
年間順位はチャンピオンシップの勝者を1位、敗者を2位とし、3位以下は年間勝ち点の多い順とする。年間順位の1~3位がアジア・チャンピオンズリーグに出場し、16~18位はJ2に降格する

基本 CMYK

以前に出てきた話とは違って前期・後期それぞれの2位には挑戦権がなくなったんですね。

重複の場合は繰上げはしないとのことですが、このやり方だと重複する可能性は非常に高いのではないでしょうか。

例えば、こんなケースを考えてみました。

TEAM A:前期優勝、年間勝ち点1位

TEAM B:年間勝ち点2位

TEAM C:年間勝ち点3位

TEAM D:後期優勝、年間勝ち点4位

この場合、Aは年間勝ち点1位なので自動的にチャンピオンシップへの出場が決定。

Cは対戦相手がいなくなったので自動的にスーパーステージ決勝への進出が決定になります。

対してBとDは、決勝の前に1試合して決勝に出るチームを決めなければなりません。

ここで、BとCの立場がおかしなことになってきます。

2位のBがチャンピオンシップに出るために2試合勝たなければいけないのに対して、3位のCは1試合勝てばよい。

おそらく、日程的にもCの方が有利になるでしょう。

この例の場合は単純なので、スーパーステージの初戦をCとDで闘わせれば良いだけのことですが、細かいことを詰めておかないとこのように矛盾が生まれる例はいくらでも出てくるのではないでしょうか。

12月の理事会で最終決定とのことですが、きちんと矛盾のないように運営できる案となっていることを期待したいと思います。

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