コピーライター小西利行さんの著書「伝わっているか?」を読んで友人をサッカー観戦に誘う戦略を考えてみる
コピーライター小西利行さんの著書「伝わっているか?」を読んでみました。
「伝える」のではなく「伝わる」ように考えるというのが主題の本です。
コミュニケーションの達人であるイルカが、スナックで人々の相談に答えながらコミュニケーションの技術を教える、物語のようなHOW TO本です。
主にビジネス・コミュニケーションをメインに扱っていますが、この手法を別のことに応用できないか考えてみました。
今回は「友人をJリーグ観戦に誘う」というシチュエーションを考えてみます。
Jリーグの魅力を熱く語るのは無意味
Jリーグのサポーターとして一番伝えたいのはJリーグの魅力かもしれません。
しかし、その魅力は受け取る側にはなかなか伝わりにくいものです。そもそも、Jリーグに興味がある人ならばそれまでに一度くらいスタジアムに行ったことがあるでしょう。
Jリーグの魅力は一度スタジアムに来てもらえれば十分に伝わります。
その「一度来てもらう」を実現するまでにはちょっとした戦略を練ることも必要なのです。
誘う相手に与えられるメリットを考える
では、その戦略を立てるためにまず考えるべきことは何か。それは、どうしたら相手にメリットを与えられるのかということ。メリットがなければなかなか人は動いてくれません。
上記の通り、サッカーに興味がある人はとっくにスタジアムに行っているでしょうから、今回は試合の魅力を語る以外の誘い方を考えてみましょう。
チケットを自分で用意する
これは最も誘いやすい方法です。
「チケットは自分が用意するから一緒にJリーグ見に行かない?」
この一言できっとついてきてくれるはずです。メリットは「お金をかけずに遊べる」という点ですね。
遠征ついでに旅行に誘う
行ってみたいところがあるのだけれど、一緒に行く人がいない…。そんなことを聞いたらチャンスです。
その近くの地域で試合があるときに遠征ついでの旅行を提案してみましょう。
スタグルメ・フードコートをネタに誘う
最近のスタジアムグルメはとっても充実しています。それをネタに、食べることが好きな友人を誘ってみるのもよいでしょう。
特に、他の地方から珍しい食べ物がやってくるときなどは誘いやすいですね。
また、最近では屋台村そのものがとても楽しめる作りになっていたりもします。
FC東京が開催している「青赤横丁」などは食べ物の出店の他にヨーヨーつりやスーパーボールすくいなどが行われることもあってちょっとした縁日のようになることも。
「縁日やってるから行かない?」という感じならば相手ものってくれやすいかもしれません。
スタジアムで飲むビールの良さを伝える
お酒が好きな友人ならば、スタジアムで飲むビールの良さを伝えてみるのもひとつの手です。
ビアガーデンなど、屋外で飲むビールが美味しいのは周知されつつあります。スタジアムで飲むビールがいかに気持ちいいのかを伝えてみると良いかもしれません。
相手になにかお願いされたときをチャンスととらえる
ここまでは、自分からのアクションで相手にメリットを与える方法を考えてきましたが、相手からメリットを与えるチャンスがもらえる場合もあります。
それが、相手からお願いされたとき。
相手のお願いを快諾する代わりに、次回Jリーグの観戦に付き合ってもらうのです。
「いいよ!その代わり今度Jリーグ見に行くの付き合ってよ!」という感じ。
誰かから何かお願いされるのは日常生活では意外と多いもの。
そのチャンスを逃さないことが大事です。
まとめ
この方法は「伝わっているか?」に出てくる20個のメソッドのうちのひとつ「共感図」を使って考えたものです。
他の19個のメソッドも日常生活に応用できそうなものばかり。
特に、ビジネスマンやこれからビジネスマンになろうとしている人は知っておいて損のないスキルばかりです。
物語感覚で気軽に読めるのも素敵。ぜひ一度読んでみてください。
Kindle版の方が単行本より少しお安くなってます。
伝わっているか?
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