【ダイナミックプライシング】 不満を感じるポイントと改善案を考えてみた

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ダイナミックプライシングに不満を感じるポイント

まずは、ダイナミックプライシングに不満を感じるポイントについてまとめてみました。
あらかじめ言っておきますが、以下にあげるポイントは決まりとして問題があるものではありません。
あくまでも、私の個人的な感覚として不満に感じるということです。

アウェイ側のチケットだけ高いことがある

まず1点目としては、同じゴール裏でもアウェイ側のチケットだけ高いことがあるという点です。
さらに言えば、アウェイ側が狭いほどチケットの価格が高くなる可能性が高いです。
言ってしまえば、アウェイ側の席をぎゅっと絞って高値にしてホーム側のチケットを安く販売するということもできるわけです。
さらにさらに、そもそも収容人数が少ないスタジアムの場合には毎回値段が高くなってしまうことも考えられます。

もちろんそれも戦略ですし、大きなスタジアムを使うというのもすぐにできることではありません。
それでも、なんだかモヤモヤした不公平感を感じてしまうのです。

価格の変化が不透明

もうひとつは、価格の変化が不透明だということです。
売れ行きによって価格が変わるシステムなのは良いとして、その上限価格が決まっていないというのがなかなかに不安が大きいのです。
もちろん、今売っている価格に納得できるかどうかということを判断すれば良いだけなんですけどね。
でも、やっぱりこれから下がるかもしれないなら安く買いたいっていう気持ちもあって、なんだかチケット購入がギャンブルのような気がしてしまうのです。

ダイナミックプライシングの改善案を考えてみた

そんなわけで、ダイナミックプライシングの改善案を考えてみました。

最初は高く、売れなければ値段を下げる

まずは、発売直後は高い値段を設定したうえでそこからだんだん値段を下げていくという方法。

これだと、販売初日の値段を上限価格として考えられます。
また、欲しければ高くても買う、安くなるのを待ってて売り切れたら仕方ないという割り切りもできます。
売れそうな試合は初日の値段を高くするとかにすると、利益も最大化できそうな気がします。

これだと、初日で売り切れるような価格設定にしなければ転売ヤーがチケット購入に参加しないので争奪戦の負担も楽になりますよね。
チケットサイトにスムーズに繋がってくれれば、チケット確保にかける時間が少なくなるのも嬉しい。

一方で、下がっていくだけで上がることがない前提にするとチケット販売中にスターが現れた場合には混乱が起こりそうです。
FC東京の例で言えばよっちフィーバーのときみたいな感じ。
極端な需要増があった場合には値段を上げられるようにするのも良いなぁと思うのですが、「極端」をどのように設定するのかがまた難しいところではあります。

あとは、この場合には当日券の値段は前日よりも上げないとまずいだろうなぁとは思っています。
当日券の値段が前売り券より安いとなると、売り切れそうな試合でない限り前売り券を購入するメリットがなくなります。
で、前売り券が手元にない状態で当日を迎えたらどうなるかと言ったら、雨だからめんどくさいとか、ちょっと眠たいとかそのくらいの理由でわりとあっさりスタジアムに行くのをやめる層も多いと思うんです。
そう考えると、当日券の価格は前売り券よりは高く設定するべきかなと考えます。

同ランクの席はアウェイもホームも同じ価格にすることをルールにする

例えば、ゴール裏ならアウェイもホームも同じ価格に設定することをルールにするという感じです。
こうすると、アウェイ側のチケットが売れそうだなという場合には運営側はアウェイ側の席を広げるかホーム側のチケットの値段を上げるか判断することになります。

この方法の問題点は、ぶっちゃけそれで喜ぶのがアウェイのサポーターだけということ。
ホーム側にはあまりメリットはありませんよね。

ただ、それでたくさんチケットが売れるようなら飲食店の利益なんかは上がるんじゃないかなと思います。
特に、東京の場合にはw

そこらへんも加味して考えていただければ嬉しいなぁとも思うのですw

まとめ

いろいろと考えてみたのですが、ダイナミックプライシングってAIを使って値段を決めているんですよね。
ぶっちゃけ、利益を最大化するならAIが一番優秀なのだとは思います。
需要の予測に順位の変動とか季節的な要因(夏休みとかGWとか)なんかも計算されているとかなり正確性が増すんじゃないでしょうか。

でもやっぱり、なんだかモヤモヤが残るシステムなのは事実。
価格変動を取り入れるとしても、もっとすっきり納得感のあるものだとありがたいなと思うのです。

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