J3の概要続々判明…アジア5カ国との業務提携や若手選抜チームなど

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新しい試みがたくさんみたいです。

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次々出てくるJ3に関する発表。まず一つ目はJ3選手登録にアジア5カ国の業務提携枠 というもの。

来季からスタートするJ3に、業務提携枠を設けることが13日、確実となった。国籍を問わない外国人枠として2つ+Jリーグがアジア戦略として業務提携しているタイ、ミャンマー、シンガポール、ベトナム、カンボジアの5カ国からの枠を1つ設けることで調整しており、11月の理事会で正式に決まる。

業務提携枠というのは今まで聞いたことのなかった制度ですが、要するに以下のような目的で作られるようです。

J1とJ2は外国人枠3+アジア枠1だが現状、アジア枠として韓国籍選手が多く登録されている。その1点集中を避けるため、J3は業務提携枠に切り替えた。

確かに、名目ではアジア枠と言いつつも韓国人を使っているチームが多いですものね。東京は外国人枠を使い切っていないので微妙なところですが、やっぱり韓国人のヒョンスがいますし。

そして、外国人枠についてはもう一つ。

さらに外国人枠が1つ少ないことに、J関係者は「なるべく日本の若手に試合出場のチャンスを与えるため」と話した。

J3は、基本的に若手育成に力を入れるリーグになるようです。

それに関連するニュースが、J3 若手選抜特別チームは五輪代表候補を軸にというものです。

J3に特別枠で参加するJ1、J2の若手選抜チームが、五輪代表候補を軸に編成する可能性が出てきた。
関係者によると、日本協会から「リオデジャネイロ五輪を目指す選手で編成したい」との要望が出ており、来年度はU―21、15年度はU―22になる可能性もある。また、J3の外国人選手枠は外国籍選手が各2人の他、Jリーグがパートナーシップを結んでいる国の国籍の選手を各1人登録できるようにする。

まず前提として、J3に特別枠で若手選抜チームが参加するという話が出てきます。若手に出場機会を与えようという考え方ですね。

そのチームを、オリンピックを目指す選手で編成したいという要望が出ているというお話。今までのやり方だと代表選手は合宿でくらいしか一緒にならなくて連携を組んだり意思疎通を図る時間が足りなかった印象があったので、こうして普段から一緒にプレーする機会があるのはいいことじゃないかと思います。

オリンピック代表に入りそうな選手の中でも、ヨネみたいにチームで主力として出ている選手にとってはなかなか難しいことになるかなという懸念はありますけれど、私は基本的には賛成です。チームで使っている選手を無理やり連れて行ったりするようなシステムにならないならね。

ただし、クラブ側からは反対意見も出ているようなので紹介しておきます。

「J3にU-20選抜参戦」にC大阪社長猛反発 という記事です。

C大阪の岡野雅夫社長(60)は「うちとしては反対ですよ。週末だけ集まって試合をするなんて、簡単なことじゃないし、ナンセンスだよ」と真っ向から反論。チーム運営の費用負担や、選手が故障した際の補償など、クリアすべき課題が山積していることを理由に挙げた。

さらに岡野社長は「それぞれのクラブで育成はきちんとできるはず。例えば、うちでクルピ監督のサッカーを叩き込まれている選手が、選抜チームで集まった時にいきなり“ドン引き”のサッカーをさせられたら、どうなるのか」と問題提起した。

選抜チームは試合前々日に集合し、極めて限られた時間の中でミーティングや練習を行う予定。戦術理解や選手同士の連係度が深まることは期待できない。それどころか各クラブでの指導方針を始め、出場可否や異なる起用法によって、選手が混乱することも考えられるため、逆に成長を妨げる危険性すらある。

C大阪では日本代表にも選出されたFW柿谷曜一朗(23)や同MF山口蛍(22)、同MF扇原貴宏(21)、FW南野拓実(18)などユース出身選手が次々とブレーク。自前の育成システムに自信を持つだけに、あえてJ3に頼る必要はないという考えだ。

セレッソは若手育成得意ですものね。そういうチームが、自分たちの方針で選手を育てたいという考え方も理解できます。

自分たちでやりたいチームは自分たちで。若手にとにかく出場機会を与えたいチームはこの選抜チームを使ってというような方針にはできないんでしょうか。

せっかく新しい制度なのですから、いろいろなやり方を柔軟に探っていってもいいんじゃないかと思います。

とにかく新しいシステム目白押しになりそうなJ3。これを機会にJリーグが活性化していくことを祈ります。

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