駒沢公園の「肉フェス」に行ってきた!サクッと軽めに楽しむはずが、まさかの2日がかりに…。
このゴールデンウィーク、駒沢公園で行われている「肉フェス」
ちょびっと行ってちょびっと楽しみたいなと思っていたものの、駒沢公園のフードイベントなのでそれなりに混雑するだろうという予測もしていました。
しかし、現実はそんな予想をはるかに超えるものでした。
今回の肉フェスについてまとめてみます。
良かった点
・最上級のおいしいお肉が楽しめた
・食券はイベント中ならいつでも利用可能。前売りもあり
・周辺の飲食店が潤った
・スタジアムグルメの偉大さを確認できた
悪かった点
・とにかく行列。肝心の肉にたどり着くまで6時間待ちなんてことも
・食券と食べ物、それぞれ販売の処理能力が低い
・食べ物の見た目がとっても残念
詳細
良かった点と悪かった点について項目をあげてみましたが、それぞれの項目について一つずつ詳細を紹介してみます。
最上級のおいしいお肉が楽しめた
お肉の質に関してはさすが肉フェスといった感じ。
素人の自分ですらこだわっていることがわかるような、柔らかくておいしいお肉でした。
お肉の味がしっかり感じられたのも素敵でした。
食券はイベント中ならいつでも利用可能。前売りもあり
「肉フェス」は食券を利用して楽しむイベントですが、その食券は開催期間中いつでも利用可能でした。
自分はこれを利用して、4日に食券のみを購入。5日の開門前から待機して比較的短い待ち時間でお肉を楽しむことができました。
この食券は、前売り券も販売されていました。コンビニで事前に購入していた人はこれを使うことも可能でした。
周辺の飲食店が潤った
私が最初に行った4日は、到着した11時過ぎの時点ですでに食券購入4時間待ちのアナウンス。
そのうえ、お肉もメニューによっては2時間ほど並んだりするのです。
6時間も費やしたら時間は17時。もはや夕食と言ってもおかしくないような時間です。
そんなわけで、私は駒沢公園近くの一風堂へ。
同じように考えたのであろう人達が列を成していました。
他の飲食店も軒並み同様の状態だったようです。
近隣の飲食店にとっては思わぬ売り上げ増となったのではないでしょうか。
スタジアムグルメの偉大さを確認できた
私が趣味としているサッカー観戦。試合を見ることはもちろん、各地のグルメを堪能するのも楽しみのうちのひとつです。
そんなスタジアムグルメがいかに工夫されているのか。
回転率の上げ方であったり、値段に対する食べ物の質と量であったり。
改めてスタジアムグルメの偉大さを思い知った日でありました。
後段に比較画像を掲載してみますのでそちらもご覧ください。
とにかく行列。肝心の肉にたどり着くまで6時間待ちなんてことも
このイベント、主催者にとっても予想外の人出だったのかもしれませんが、とにかく行列が長かったのです。
一番長かったのは食券購入のための列。4時間待ちなんていうアナウンスもありました。
それを聞いてあきらめるグループ多数。特に、小さなお子さんがいる家族連れが諦める率が高かったように感じました。
食券と食べ物、それぞれ販売の処理能力が低い
行列ができたひとつの要因でもあるのですが、食券や食べ物を販売する処理能力が低かったように感じました。
特に食券機。時間を短縮したくて連れとまとめ買いをしたのに、出てくるのは1枚ずつ。
とってものんびりのんびりした食券機でした。
そして、ブースの盛りの速度がイマイチだったことで、内部でも行列が発生していました。
こればっかりは慣れてもらわなければ仕方がないと言ってしまえばそうなのですが、初めてのイベントということで、初出店のブースだらけ。
列が短いように見えて、商品入手までに時間がかかるというのは地味にストレスを感じました。
食べ物の見た目がとっても残念
そして、致命的なのがこれ。
いくら長時間待ったとしても、商品を手にしたときの感動が大きければそんな苦労もふっとんでしまうもの。
しかし、肉フェスを名乗るにはあまりにも残念な見た目の商品のオンパレードだったのです。
まずは、ソーセージ盛り。
自分の期待値としてはこちら。
ジェフ千葉のホームゲームで出店される喜作のソーセージ盛り、500円。
(ジェフ千葉 vs FC東京 in フクダ電子アリーナ 2013.10.13より)
肉フェスで出されたソーセージ盛り。
続いて、すき焼き。
期待値はこちら。
ヴィッセル神戸のホームゲームで販売された神戸牛ステーキ丼、1200円。
(ヴィッセル神戸 vs FC東京 in ノエビアスタジアム 2014.03.16 〜スタジアムグルメ編〜より)
肉フェスで販売されたのはこちら。
ちょっぴりわかりづらい画像になってしまいましたが、一番奥のもの。同じく1200円。
確かにおいしいお肉ではあったのですが、見た目のがっかり感は否めない。
「肉フェス」という響きや「肉たりてる?」というキャッチコピーからして、お客さんは質よりもボリュームたっぷりのお肉料理を求めてきていると思うのです。
少なくとも私はそうでした。
「がっつりお肉が食べたいぞ!」と意気込んで並んでこのボリューム感では寂しすぎます。
考えられる改善点
では、どうしたらこの肉フェスをもっと良いイベントにできるのか、考えてみました。
前売り券の告知をもっと大々的に
今回、一番の行列を作ったのは他のどのブースでもなく食券売り場でした。
このイベントに絶対行くと決めていた自分でも、ポスターなどを見ていただけでは前売り券の存在には気がつきませんでした。
前売り券がもっと大々的にアピールされていたら、食券売り場の混乱は避けられたかもしれません。
電子マネーの導入
今回食券制となっていたのは、おそらく各ブースでの現金やり取りの手間を省くため。
それならば、電子マネーは食券を買わずに使用可能としてみてはいかがでしょうか。
ピッとかざしたら会計終了。こんなに便利な支払いはないと思います。
ついでに、その電子マネーの新規加入受付ブースなんかも作っておけば加入者も増えていいこと尽くめです。
食券販売を500円単位に
今回、食券売り場が大混乱したさりげない原因と思われるのが600円という値段設定。
ぴったり用意するにも最低小銭2枚。1000円札で支払うと小銭4枚のおつりが返ってくるというこの値段設定。
この小銭を出したりしまったり、一人ひとりに対してはあまり大きな時間ではありませんが、あれだけの人数が連なってタイムロスを作るとなると、積み重なった時間はかなり大きなものになるはずです。
ボリュームメニューの導入
今回は、いいお肉をお上品な量で提供しているブースが多かったのですが、「肉足りてる?」というキャッチコピーに煽られてきているお客さんが食べたいのはそれじゃなかったはず。
きっと、がっつり大きなお肉のかたまりが食べたかったと思うのです。
上質なお肉はそれはそれでありだと思いますが、そればかりでは物足りない。
ガツンとボリュームあるお肉メニューを提供してくれるブースを探すべきではないかと思います。
まとめ
今年が初回となるこのイベント。
初めてのことに混乱や想定外はつきものですが、このイベントに関してはひたすら待つ忍耐がないと耐えられません。
来年以降もこのイベントを開催するかどうかわかりませんが、恒例行事としていくのであれば徐々に改善して快適に楽しめる肉フェスとなっていってくれることを期待したいと思います。
肉フェスへの参加を迷っている方へ
肉フェスに行こうと思っていたけれど、何時間も並ぶのはちょっと…という方にはこちらがオススメ。
味の素スタジアム近くの広場で「青赤大横丁」という食べ物のイベントが行われます。
最寄り駅は京王線の「飛田給」。調布から2駅です。
5/6(火休)大宮戦「大青赤横丁」開催のお知らせ!
FC東京の試合開催に伴って行われるものですが、大青赤横丁で食事をするだけなら入場料はかかりません。
お肉のメニューで言えば、
・秋川牛ステーキプレート・・・1,500円
・TOKYO Xカルビ串・・・600円
なんていうあたりがオススメでしょうか。
そのほかにも、ミニサッカーやキックターゲット、キッズアトラクションやふわふわなど、お子さんが楽しめるイベントも充実。
ちなみに、味の素スタジアムで行われるFC東京vs大宮アルディージャ戦は午後1時試合開始。
ホーム自由席は子供300円で入れるイベントも開催してますのでこちらもぜひどうぞ!