Jリーグは1話完結型の連続ドラマである

LINEで送る
Pocket

Jリーグのサポーターと一口に言っても観戦頻度は様々。
アウェイも含めて全試合必ず見に行くという人から、年に数回程度スタジアムに行くという人まで、たくさんの観戦スタイルがあると思います。

単発で観戦する人も、毎回観戦する人も楽しめるその秘密はどこにあるのか少し考えてみました。

1話完結で楽しめる

Jリーグの試合は、もちろん1試合だけでも楽しいものです。
試合中はもちろん、試合開始前のワクワクから試合後の感想戦までチケット代だけで丸一日、もしくはそれ以上の時間楽しめます。

試合前に行われるイベントや、試合中の好プレー、時には退場なんかもあったりして、勝敗も含めてそのすべてがドラマです。

続けてみると裏のドラマが見える

では、試合があるごとに毎回試合をチェックしている人には何が見えているのでしょうか。
もちろん、一度としてまったく同じ試合が行われることはないのでそのすべてを見ておきたいという気持ちもあるでしょう。

それ以外に、試合だけではなくその裏に流れているドラマを楽しんでいるという側面もあると思うのです。

例えばFC東京で言うならば、1年近いリハビリを終えてピッチに復帰した米本。大きな拍手と歓声で迎えられましたが、彼は復帰してすぐに再び負傷しリハビリ生活となります。
結局、2シーズンをほとんどリハビリで過ごすということになってしまいましたが、それでも折れずに帰ってきた彼には、さらに大きくなった拍手や声援が送られていました。

また、かつてFC東京に在籍した選手との再会にもドラマがあります。
拍手で迎えられる選手もいれば、ブーイングで迎えられる選手もいる。ボールを持つたびにブーイングされる選手にも、本気でブーイングされている選手と愛されキャラゆえにいじられているアーリアみたいな選手がいます。

こういったことは、今までのチームの流れを見ていないとなかなかつかみにくいことだと思うのです。特に、サポーターの反応に関しては流れを知らないと不思議に思うような行動も多かったりします。

これが、頻繁にスタジアムに通っている人が見ているドラマなのではないでしょうか。

「ドラマである」といいつつ上手いドラマの例えが見つからなくて申し訳ないのですが、例えば名探偵コナンを思い浮かべてみてください。
あのアニメ、背景を何も知らずに見てもそれなりにストーリーはわかるし楽しめる物語です。

しかし、コナンの中の登場人物は確実に成長していますし、時には昔の話が持ち出されたりすることもあります。黒の組織の謎も段々と明かされ、1話ごとのストーリーがありながら過去の物語と連動して動いているのです。

この物語を「全部知りたい」と思うのが頻繁にスタジアムに通う人達なのでしょう。

最後に

「サッカーはたまにスタジアムに見に行くよ」という方にお伝えしたいのは「続けて見るともっともっと楽しいんだよ!」ということ。
私が見ているのがJリーグなのでそれを題材に書きましたが、シーズンを通して行われるスポーツはきっとどれもそうなのでしょう。

1シーズンを続けて追いかけて見たときの楽しさは、試合数分だけの楽しみよりももっともっと大きくなるのです。

今までよりちょっぴりディープなサポーターの世界へ足を踏み入れてみませんか?

LINEで送る
Pocket

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Spam Protection by WP-SpamFree