税金はなぜ申告制?国が請求すべきではないのか?
最近、仕事場を変えたり株などの収入が増えてきたりと、私の周りのお金の流れが変わってきました。
どうやら今年は確定申告をすることになりそうなんですが、これがまぁめんどくさい。
どうして税金は申告制なのか?気になったので調べてみました。
だって、世の中お金を受け取る側が請求するなんて当たり前のことじゃないですか。
支払う側が申告するのなんて寄付くらいです。
支払う側が面倒な思いして、場合によっては税理士の費用までかけて申告しなきゃいけないなんて絶対おかしい!
間違ってる時とか還付が受けられるときは申告するから、ひとまず国から請求すべきなのでは?
そんな疑問に答えてくれる記事がありました。それが申告納税制度から税の話を始めてみるです。
ここに書かれているのは以下の点。
実は、申告納税制度が採用されている税は、計算が複雑であり、しかも、計算に必要な事実関係の証拠を納税者側が持っているものばかりなのです。
これらの税と比べて、申告納税制度の税はどうでしょうか。法人税と所得税は、1年間の全ての経済活動を記録集計して会計判断を加えないと所得金額がわかりません。相続税は、故人の全ての財産債務を把握しないと計算できません。
二つ目の頭「これらの税」と言うのは固定資産税や住民税など、あちらが請求する税金を指しています。
申告納税制度は、決してベストな税制ではないのです。現状でベターだから、もっと他にいい案がないから採用されているに過ぎないのです。ベストな税とは、客観的に簡単に計算できて、納税者がその課税に納得できるものと定義できます。
さらに付け加えるならば、納税者はそんなに細かいことまで、税務署に知られたくないのです。
計算用の書類は持ってるんだし、細かいこと知られたくないだろうから自分で計算して持ってきなさいよってことですね。
じゃあ、本当に税務署が知らないのかっていうとそうじゃなくて、ごまかすとマルサが来たりする。
なんだ、うちが払うべき額知ってるんじゃん。だったら請求してよ。
でも最終的に申告納税制度になっている一番大きな理由は多分これなんでしょうね。
行政コストを納税者に転嫁しているのです。まさに画期的です。国は、膨大な計算事務を免れていています。申告納税制度は、とてつもなく行政の効率化に貢献していると思います。
結局そこですよね。
一人分ずつ計算して、書類作って、発送してってなかなか大変な作業だと思います。
思いますけど、こちらがそれに手間屋お金をかけたら余分に税金を払っているのと一緒です。
なんだか、理解はできるけど納得はいかないなぁという感じ。
国民総背番号制なんて賛否両論があるようですけど、少なくともここら辺は楽になったりするのかなぁと思ったり。