[浦和レッズ]サポーターの問題行動への処分として罰金1000万円が決定
浦和レッズのサポーターが、清水の選手バスに爆竹を投げつけた問題で、罰金1000万円の処分が決定したようです。Jリーグ – 制裁決定についてと発表されました。
制裁については以下のように発表されています。
- 制裁の種類
けん責(始末書提出)
制裁金1,000万円
今回このような罰金処分となったのは、繰り返しのトラブルであったということも理由のひとつだそうです。
(3)責任を発生させる事実(防止すべき義務)
浦和サポーターは、同年4月にも清水サポーターとトラブルを起こし、それを防止しなかったため浦和レッドダイヤモンズ株式会社はチェアマンから厳重注意処分を科せられている。したがって、同社は、上記試合においてもサポーターがトラブルを起こす危険があることを予知し、開場時間である同日15時には、浦和クラブスタッフをサポーターが入場する経路に配置するとともに、運営担当を清水運営本部に配置し、スタジアムおよびその周辺でサポータートラブルが発生する恐れが生じた時は直ちにスタッフに連絡、これに対応すべき体制を整えておくべきである。しかしながらこれを怠ったため、クラブスタッフを駐車場に急行させることが遅れ、サポーターが警備員へ暴行を加えたタイミングには間に合わず、上記(2)記載の結果を防止できず、もってホームクラブの安全確保義務に対する協力を怠ったものといえる。
また浦和レッズにおいては、過去にもサポータートラブルがしばしば発生しており、長期にわたり自クラブのサポーターに対する指導および監督を怠っていたといえる。
今回のことが悪質だったのはもちろんですが、それ以前にもトラブルを起こしているのだからちゃんと防止策を取るべきだったということですね。
しかし、4月にもトラブルを起こして厳重注意されていたというのは知りませんでした。
以前にこの話を聞いたときには、遠征先でサポーターが起こした事件でチームが責任を取らなきゃいけないというのは少し理不尽さもあるのではないかと感じていましたが、こんな背景があるならば納得です。
しかし、「長期にわたってサポーターに対する指導および監督を怠っていたといえる」というのはなかなか厳しい文言ですね。
これを受けて、レッズの運営体制に変化はあるのでしょうか。
レッズだけではなく、他のチームも自分たちの運営を見直してみるいい機会かもしれません。
安全で楽しいスタジアムを。これこそが、Jリーグの観客動員数を増やすための大前提となるのではないでしょうか。