スカパーオンデマンドのサーバーダウンはなぜ批判されるのか ~スポーツにおけるリアルタイム視聴の意味~

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J1の試合が開催されていた8月9日、日本列島には台風が接近していました。
天候悪化に伴って、スカパー!オンデマンドで試合観戦をしようと試みた人が多かったようです。

結果、スカパー!オンデマンドのサーバーダウンが起きた模様。
Twitterには批判がかなり流れてきていました。

しかし、サーバーダウンというのはよくあること。
ネットの世界ではベストエフォートが基本の考え方であるのにオンデマンドのサーバーダウンは何故こんなに批判を受けるのでしょうか。

※ベストエフォートとは

通信サービスの説明で、よく「ベストエフォート型のサービス」といった表記を見かける。

ベストエフォート(best effort)は「最大限の努力をします」といった意味。というと、すごく頑張ってくれるような感じがするけど、実際は「提示している通信速度やサービスの質を保証できません。なるべく、その内容に近づくよう努力します」といった意味だ。

用語解説辞典 | NTTPCコミュニケーションズより

オンデマンドのサーバーダウンが批判される理由

オンデマンドのサーバーダウンが批判される理由として考えられる理由は以下の2点です。
・リアルタイムを前提とした高額な料金
・スポーツにおけるリアルタイム視聴の重要性

これらについてひとつずつ考えてみたいと思います。

リアルタイムを前提とした高額な料金

スカパーのJリーグMAXの視聴料は月額2962円。これに加えてスカパーの基本料金421円が毎月かかります。JリーグMAXに加入していればオンデマンドは無料で見ることができます。
一方、オンデマンドの視聴料も同じく月額2962円。こちらでは、スカパーの基本料金などはかかりませんが、テレビでの視聴はできずオンデマンドのみの利用となります。

いずれにしても、オンデマンドでJリーグの試合を見るためには月額3000円程度の料金がかかることになります。
この価格、オンラインサービスの利用料としてはかなり高額です。

例えば、NHKオンラインの月額見放題パックは972円。
これで、ドキュメンタリー・ドラマ・キッズ・趣味・報道・スポーツといったすべてのジャンルの番組を見ることができます。

Jリーグの試合のみで月額3000円というのがいかに高額かということがわかりますね。

スカパー!オンデマンドとNHKオンデマンドの違いはリアルタイムでの視聴ができるかどうか。
オンデマンドのページでも、リアルタイムでの視聴ができることを売りにしています。

jleague-on

つまり、この差額はリアルタイムでの視聴をするために支払っていると言ってもいい料金です。
ジャンルの差を差し引いても、月額2000円ほどをリアルタイム視聴のために支払っているとも言えます。
これだけの料金を払ったのならば、リアルタイムで見ることを期待して当然。
リアルタイムで見られなければ返金など何らかの処置があって当然の事態ですが、それが行われなかったために批判が集中しているのです。

スポーツにおけるリアルタイム視聴の重要性

では、なぜリアルタイムで見られるということでこんなにも高い価格を維持できるのか。
それは、スポーツ観戦においてリアルタイムであるということが高い価値を持つからに他なりません。

それでは、リアルタイムであることがなぜそんなに重要なのか考えてみたいと思います。

みんなと一緒に盛り上がる

同じチームを応援しているもの同士、みんなで盛り上がることもスポーツコンテンツの楽しみのひとつです。

スタジアムではもちろん、最近ではSNSなどの普及で自宅にいてもそれが可能になりました。
試合を見ながらTwitterで実況するのが楽しみという方も多いのではないでしょうか。
これはもちろん、リアルタイムであるからこその楽しみです。

結果を知ってしまうと面白みがなくなる

結果を知ってしまったスポーツの放送は、わくわく感がなくなりとっても味気ないものになります。
結果を知らないまま放送を見たければ、情報を遮断する必要性があります。

となると、他の用途でネットを使うこともままならなくなるでしょう。
テレビをつけた瞬間にスポーツニュースが映るかもしれないので、テレビを見ることも避ける必要があるかもしれません。

他に何かすることがあればよいのですが、情報を遮断しながらの生活は気を使ってストレスが溜まります。
リアルタイムの視聴であれば、こんなに気を使いながら生活する時間帯を作る必要もないのです。

リアルタイムであることがスポーツの醍醐味

一番の理由はこれにつきます。
感覚的なものでしかありませんが、生の「その瞬間」を味わうことがスポーツ観戦の醍醐味であるのです。

なぜ録画ではいけないのかと言われるとうまく説明できませんが、生で見るのと録画で見るのでは高揚感が違うのです。
この感覚は、スポーツ観戦を趣味とする多くの方が同意してくれるのではないでしょうか。

どうしても都合がつかなければ録画で観戦することもありますが、自分の側では環境が整っているのにリアルタイム観戦できないのはとってもストレスなのです。

まとめ

スポーツ中継をリアルタイムで観戦することは、スポーツの様々な醍醐味を味わう上で非常に重要なことであります。

そのリアルタイム性を売りにして高額な料金を徴収しているにも関わらず、そのサービスを提供できず返金の予定もないことが、今回の批判が起きた原因となっているのではないでしょうか。

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