不登校の子どもはカウンセリングにも行かないが保護者はどうしたらよいか?

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不登校の子ども多増えているというニュースを見ました。平成30年度(2018年度)の不登校の児童生徒の数は、小中学生であわせて、164,528人となったそうです(平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果)。平成29年度では、144,031人だったそうなので、14,2%も増加した計算となります。

不登校は問題行動ではない

文部科学省は不登校は問題行動ではないと言っているそうですが、学校へ行っていないということは、勉強が遅れたり、友達との人間関係が少なくなったりしてしまうのではないかと思います。問題行動ではないのですが、不登校の子どもたちをそのまま放っておいても良いわけではないと思います。例えば、子どもにカウンセリングを受けさせたいと思っても、カウンセリングにはなかなか行きたがりません。親としては、どうしたら良いか本当に困ってしまうと思います。

子どもはカウンセリングにも行けない

そもそも不登校の子どもたちは学校へ行かないだけではなくて、家の外にもあまり出かけなくなったりします。近所のコンビニなどには、まず行きません。同じ学校の子どもたちに会うかもしれないからだと思われます。少し離れたショッピングセンターなら、親と一緒に出かけたりすることもありますが、それでも行きたがらない場合もあります。

こういったことがあって、そもそもカウンセリングに行けないというだけではなく、外へ出かけることが難しいですから、カウンセリングには余計に行きづらいと思います。子どもがカウンセリングに行けない場合には、親がカウンセリングを受けるという方法もあるようです。学校へ行けないのは子どもなので、子どもが買うセリングを受ければ良いと思いますが、親がカウンセリングを受けるのは意味があるでしょうか?

親が家庭でできることがある

不登校の子どもの支援をしているカウンセリングルームのホームページを見ると、子どものカウンセリングよりも親のカウンセリングを勧めていることが多いと思います。子どもがカウンセリングに来られないから親がカウンセリングを受けるという消極的な理由だけではなくて、親がカウンセリングを受けることによって、家庭でサポートすることができるという積極的な意味があるようです。

例えば、【子どもが「学校へ行きたくない」と言ったときにどう声かけしてあげたら良いか】、【学校に行くように言った方が良いか】、【子どもと学校の話をした方が良いか】など、家庭で毎日毎日、色々なことで親は迷ってしまうと思います。もし、親がカウンセリングを受けてそういったときの対応方法についてカウンセラーからアドバイスをもらえると、子どもを的確にサポートすることができるようになると思います。

あるカウンセリングルームのホームページでは、そういった親が迷う状況での子どもへのサポート方法について詳しく解説されています。興味のある方は、以下のページからご参照ください。
 
不登校への家庭でのサポートや対応について|守谷市リソースポート

こういった家庭でのかかわり方について、具体的にカウンセラーと一緒に話し合っていくことができたら、親も安心して子どもをサポートすることができるように思います。

親子で不登校を乗り切っていくことは意味がある

人生には、様々な壁が立ちはだかっていると思います。そう考えてみると、不登校の体験は、必ずしもマイナスの体験ではないと思います。子どもが親にサポートされながら、不登校の状況を乗り切っていけると、困難を克服した体験になると思います。不確実な時代と言われていますので、失敗しないように育てるのではなく、失敗をプラスに変えていく力を育てることが大切だと言われています。不登校もそういう意味では、大きな成長のチャンスなのかもしれません。親がしっかりとサポートしてあげたいと感じます。

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